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2025.12.08

【目隠】〜心地よい“プライベート空間”のある家〜

みなさんこんにちは!

―― 光と風を受けとりながら、暮らしに“ちょうどいい距離感”をつくる。――**

家づくりにおいて、「どこまで見せるか」「どこまで隠すか」という視点は

実はとても大切な要素です。

目隠しは、ただ視線を遮るためのものではありません。
光や風、そして家族が過ごす時間をより心地よく整える“デザイン”でもあります。

今回は、4つの事例を通して、目隠しによって生まれる新しい暮らしの形をご紹介します。

 

 

 

① プライベートテラス——視線をそっと外し、風と光だけを迎える場所

こちらは、縦格子スクリーンに囲まれたテラス。

外からの視線を自然に遮りながら、風と光だけをやわらかく取り込んでくれるデザインです。

チェアと小さなテーブルを置くだけで、そこはまるで家の中にもうひとつできた“セカンドリビング”。

朝はコーヒーを片手に、夜は外気に触れながらゆったり過ごせる、心の余白を育てる空間です。

「人目は気になるけれど、閉じすぎるのはイヤ」

そんな想いを叶えてくれる、目隠しならではのバランスが感じられます。


② インナーコート——雨の日も心地よく過ごせる、もうひとつの暮らしの場所

2つめは、屋根や周囲の壁に囲まれたウッドテラス。 

外と中の中間にあるような、ほどよい安心感のあるスペースです。

縦ルーバーのスクリーンにより、外からの視線はしっかりカット。

それでいて閉塞感がないのは、光を取り込む開口と素材の抜け感のおかげ。

子どもが外で遊ぶには天気が不安、洗濯物を干したいけど視線が気になる――

そんな日常の悩みも、そっと受け止めてくれます。

目隠しによって確保されたプライバシーが、「外時間」をもっと身近にしてくれる好例です。

 

 

 

 


③ キッチンとパントリーをつなぐ室内窓——目隠ししながら“つながる”工夫

3つ目は、キッチンとパントリーをつなぐ半透明の室内窓。

この仕切りは、視線をやわらかくぼかしながらも光だけを届けてくれます。

キッチンで作業している時にも、圧迫感を感じさせないのはこの窓の存在のおかげ。

完全に見えるわけではないので、生活感の出やすいパントリー側も気にせず使えます。

室内窓側にはカウンターテーブルがあり、パントリー兼、ワークスペースとしても活躍します。

家事の合間に事務作業や他の家事をしたり

ほっと一息する休憩スペースなど、様々な使い方ができるスペースです。

「隠す」と「つながる」の絶妙な両立。

空間にほんの少し透明感をもたらすことで、暮らしは驚くほど軽やかになります。

 

 

 


まとめ:目隠しは、住まいの居心地をデザインする。

目隠しというと、視線を遮るためだけのものと思われがちですが、実はもっと多機能。
光を調整し、風を通し、家族にとっての“ちょうどいい距離感”をつくり出す大切なデザイン要素です。

完全に閉じるのでもなく、むやみに開くのでもない。
その中間にある「ちょうどいい」を探すことで、日々の暮らしはぐっと豊かになります。

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